FantasyNEMESIS

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インタビュータイトル
那須さん
 

学生時代から世代別代表に選出され、2003年にプロデビューしJリーグ新人王を獲得。2004年のアテネ五輪ではキャプテンを務め2013年にはベスト11にも選出された。 2018年夏にはYouTubeに自らのチャンネルを開設し「サッカーを知らない方にも興味を持ってもらいたい」という思いを胸に、配信活動にも力を入れている。 そんな那須大亮選手にゴルフの魅力を直撃した。

取材・記事/Neo Sports編集部
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選手名那須 大亮(なす だいすけ)
所属先ヴィッセル神戸
生年月日1981年10月10日
出身地鹿児島県
身長180cm
体重77kg
血液型O型
出身校駒沢大学
ゴルフ歴7年
ベストスコア85

Q.ゴルフを始めたきっかけは?

実際にプレーする前からゴルフを見るのは好きでした。それでも始めるきっかけみたいなものには、なかなか巡り会えなかったんですが、ある年チームでゴルフコンペが企画されたんです。 その時、4組でコンペをしようということだったのですが、人が集まらずに半ば強制気味に「那須もこい」と…(苦笑)。 練習すら行ったことがなかったのですが、コースを回るなら練習せねば!と、仲間たちとラウンドまであと3日というところで、特訓をしました。その時は、3日間で「1500球」も打ちましたね。 ただ、教えてくれる人もいませんでしたし、がむしゃらに打ち込んだんですが、最初はまったく当たりませんでしたね…。

Q.その初ラウンドのスコアはどれくらいでしたか?

僕は、ゴルフを見るのは大好きで、とくに4大メジャーはプレーする前から必ず見ていました。 ですから、多少イメージはできあがっていたんですが、初ラウンド前の1500球の打ち込み、そして、初ラウンドを経て、「ゴルフってなんて難しいんだ…」と思いましたね。 結局、初ラウンドの時は「140以上」叩いたことだけ覚えています。

Q.そこから100を切れるようになるまで、どれくらいかかりましたか?

もうそこからは徹底的に研究しましたね!プロアスリートなどには多いのかもしれませんが、僕は追求しだすとトコトン追求したくなるタチでして、 それまではただ観戦していたゴルフ中継などを全部撮り溜めして、時間のある時にじっくり見るようになりましたね。

プレーする前は4大メジャー中心でしたが、上手くなりたい一心で国内男子プロの試合なども全部撮り溜めしていました。 その中継を見ながら、気になる選手のスイングなどをコマ送りにしながら見るんです。 それを練習で試したりもするんですが、正直、4大メジャーはもちろんですが、国内の男子プロ選手のスイングが凄すぎて、まったく参考にならなかったんです…(苦笑)。

そこからは、女子プロの試合などの研究も始めて、初ラウンドから3年かからずに100を切るどころか、一気にベストスコアの85までスコアが伸びたんです! ただ、ゴルフは本当に難しいですよね。掴んだ!と思ったら、また崩れて。その後はしばらく100を切ったり切れなかったりと停滞しましたね。 最近は100を叩くこともなくなり、90前半くらいがアベレージになりつつありますね。

Q.得意なクラブなどはございますか?

僕はアプローチが好きで、得意です。ラウンドしていても3オン1パットとか、アプローチからの寄せワンでスコアをまとめるのが僕のスタイルですね。 ホールインワンこそないんですが、80ヤード前後からのチップインなんかもたまにあるんですよ!逆に言えば、ティーショットがダメダメなんですよね…。

そこさえ上手く行けばスコアはまとまると思うんですが、それがなかなかできない。そこが、ゴルフの難しさといいますか、奥深さなんだと思います。

Q.奥深さと言えばサッカーも奥深い競技だと思いますが、ゴルフをしていて役に立っていることなどはありますか?

大アリですよ!まず、ゴルフもサッカーもやはり「体幹」「下半身」が重要だと思っているんですが、とくに止まっているボールを打つという行為に関して、ものすごく集中力が必要であるということ。 身体の動きなどをより意識しなければならないですし、思いどおりにならないことを克服するには、やはり日々のトレーニングが重要なんだと、 サッカーのトレーニングなどにもより真摯に向き合えるようになりましたし、より集中力を磨くことに繋がっていますね。

そして、もう一つがメンタルです。サッカーって失敗のスポーツでもあるんですよね。そういった事象に対してのメンタル面での「切り替え方」に関しては、本当にゴルフでの経験が役に立っています。 もちろん、ゴルフは楽しみながらプレーするレベルではありますが、それでも「パー5で2オンしたのに、4パットでボギー」とか、ものすごく落ち込むじゃないですか。「何やってんだよ俺!」みたいな。 そういった経験が、試合前から試合終了に向けての自分のメンタルの持ち方にとても役立ちました。

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